女性は生理前に腰痛になりやすい
生理前になると腰が痛くなる。。。
じわじわ痛くなってきて…
ズンズン悪化して…
最後には腰が砕けちゃうんじゃないか
と思うような痛みに…
そういった生理前の腰痛に悩んでいる
女性は結構多いんです!!
「腰」という漢字は肉月に要と書きますよね?
肉月は肉の象形文字です。
要は扇の骨のをまとめて束ねた場所
つまり重要な場所という意味です。
この漢字を見ると、
腰は体の大切な場所である、
という事がよく分かりますよね?
特に、直立二足歩行する人間にとって
腰は上半身と下半身をスムーズに連動させる為に
特に重要な場所なんです。
そして直立することによって、腰をひねる動きが加わり、
負担も大きくなりました。
この様にただでさえ酷使されがちな腰ですが、
さらに人間の女性は腰に負担がかかる働きがあります。
それは妊娠や出産、そして毎月の月経です。
人間は他の動物に比べ、体に対して
脳の容量が大きいという特徴があります。
これが人間の知能の高さの理由でもあるのですが、
その反面、出産を非常に困難にしました。
骨盤に対して、胎児の頭が大きすぎるんです。
それを解決するために、
出産時に骨盤を大きく左右に緩める事が
必要になりました。
正確にいうと腰骨や骨盤を繋いで
支えている靭帯が緩むんだそうです。
ただ現代女性は、靭帯と一緒に骨盤を支えている
筋肉が衰えている為に、靭帯がのびると骨盤が
開きすぎてしまうんだそうです。
それが、腰痛の原因である可能性が高いと言われています。
そして生理前にも、経血を排出するために、
体が準備を始めます。
排卵後だんだん骨盤が開いてゆき、
生理開始2日目で全開を迎えます。
生理2日目に経血が多いという女性が多いのも、
こういった事柄が関連しているんですね。
そして生理が終了するとまた、
排卵日まで骨盤が引き締まってゆく
というサイクルを繰り返しています。
生理前の腰痛がつらすぎる
生理前の腰痛が、今つらい!
なんとかしたい!!
という方に試してほしい方法があります。
まず使い捨てカイロや湯たんぽを用意します。
そしてそれをハンカチやタオルでくるみ、
腰の痛む患部にあてて温めます。
気持ちがいいと感じる温度で、
それを続けてみましょう!!
また、痛みが治まってきたら、
痛む場所の周辺を優しく
マッサージしてみましょう。
そうすれば、腰痛は少し楽になると思います。
でもこれはあくまで応急処置です。
根本的に直さなければ毎月腰痛に
悩まされ続けてしまいます。
生理前の腰痛の予防方法とは??
では、生理前に腰痛が起こらないようにするには
どうすればよいでしょうか?
これは、腹筋や背筋、
そして腰回りの微細なインナーマッスルを
鍛えるという事が重要です!!
先ほども述べましたように、
骨盤は靭帯と筋肉で支えています。
靭帯が伸びた状態でも、
筋肉がしっかりと支えることができれば、
骨盤が開きすぎてしまう事を防いでくれます!
では具体的にどうすればよいでしょうか?
腰回りのインナーマッスルを、
鍛えるにはピラティスが
最もおすすめです!!
ピラティスは戦争で傷ついた兵士が、
無理なく筋力を回復できるリハビリメニューとして
考案された運動ですので、
筋力の衰えた方でも取り入れていただけます。
自分の体重を負荷にして、
インナーマッスルを鍛えるという事が
基本になってきます。
見ているととっても簡単そうですが、
実はとっても奥深くて面白いんですよ。
ピラティスを日常に取り入れて、
立っている時などに良い姿勢で、
お腹を常に引っ込めておくだけでも、
腹筋背筋が鍛えられます。
筋力を取り戻すだけで、
生理前の腰痛ってかなり予防できるんですよ!!
また、これから妊娠や出産を考えている
女性にとってもこれはとっても重要なことです!
私の体験談で申し訳ないのですが、
初出産のときに一番痛かった場所が
ズバリ「腰!」
でした。。。。
お腹なんかより断然腰痛がひどかったです!!
もともと生理前の腰痛持ちだったのですが、
たいしてケアせずにいました。
たぶん、出産時に骨盤が正しく開いてゆかず、
腰に負担がかかってしまったんでしょうね。
そして、何よりつらかったのは、
①腰が痛すぎてベッドに体重をかけて
寝られなかった事
②24時間休みなしでずーっと腰が痛かった事
(陣痛は子宮の収縮で、断続的に痛みの休みがある
のですが、私の場合ノンストップで痛かったです!)
初出産のときってほんと気が狂うかと思いました。
その経験を踏まえて、
二回目の出産はきちんと骨盤の
セルフケアをして、
フリースタイル分娩が可能な産院で
出産しました。
そうしたら腰痛なし!4時間で出産できました。
陣痛自体も全然軽くて、スルッと生まれました!!
その時に、
キチンとケアすることが大切なんだなぁ
とホント実感しました!!
みなさんも、生理前の腰痛と侮らず、
きちんと自分の体に向き合って、
改善してゆけたらよいですね!!