生理前になるとお酒が飲めなくなる?

 

・生理前はお酒がおいしくない。

・生理前になるとお酒の量が飲めない。

・生理前になるとなんだか悪酔いする。。。

 

って経験したことありませんか??

 

そう感じたことがあるってことは、

あなたは結構な酒豪ですね!!

(^0^)人(^0^)仲間~♪

 

って喜んでる場合じゃないですね。。。

 

というのも…

 

お酒を日常的に飲んでいなければ、

生理前とそうじゃない時期の変化に

なかなか気付けないですもんね?

 

「お酒を飲めないと人生の半分損している」

 

なんて迷言もあるように、

お酒は上手にお付き合いできれば、

最高に素敵な飲み物ですよね☆

 

でも、皆さんご存知のように、

お酒はとってもこわーい飲み物

でもあります。

 

あんなに短時間で人間の理性や判断力を

吹っ飛ばす作用のあるモノって、

合法ではお酒の他にありませんよね?

 

海外では禁酒法なんていう法律があるように、

麻薬以上に服用が制限されている場所もあります。

 

たぶん日本という国は、

文化的にも気質的にもお酒に

とっても寛容なんでしょうね。

 

まじめでシャイな性質の民族だから、

お酒の力を借りた無礼講でもないと、

なかなか深く仲良くなれなかったという

事もあります。

最近では日本人も欧米化して、

開けっ広げにふるまう事に慣れてきましたが、

でも根本的な気質ってそんなにすぐには

変えられないんじゃないでしょうかね?

 

というか、日本人のきめ細かい気配りは、

シャイで奥ゆかしい気質とセットであり、

変えてはいけないものだと思います。

 

そんな、私たちのコミュニケーションに

欠かせないお酒ですが、

女性は飲めない時期があります。

 

女性がお酒を飲めない時期

 

それは、妊娠中授乳中です!

 

どうしてかといえばお母さんの飲んだアルコールは、

胎盤母乳を通して赤ちゃんに移行してしまい、

赤ちゃんの発達に影響があるから、

という事が一番の理由です。

 

妊娠中でもワイン1杯程度ならば問題ない

っていう話もありますが、

どうなんでしょうね???

 

でも実はこれ、お母さんの体を守ることにもなるんです。

 

アルコールという物質は一種の毒物で、

人間の体に様々な影響を及ぼします。

 

ただ、毒も少量ずつ長期間摂取し続けると

体が慣れてゆきます。

 

そしてはじめは少量で反応が出ていたのが、

大量に飲んでも反応が出にくくなってゆきます。

 

反応が出ないと、もっと飲んでも大丈夫だろうと

判断して酒量がだんだん増えてゆきます。

 

そこが落とし穴なんです。

 

「反応が出ない=アルコールが分解された」

 

ではなく、ただ体が慣れてしまうという事なんです。

 

アルコール分解能力は遺伝的に決定しており、

「慣れ」によってアルコール分解能力を超えて

飲んでしまうという事に繋がります。

 

また女性は、男性よりもアルコールに関する

害を受けやすいという事もわかっています。

 

というのは、女性は男性よりも体も小さく

アルコールを代謝する肝臓も小さいです。

 

また、アルコール筋肉でも代謝されるのですが、

一般的に女性の方が筋肉量も少ないですよね?

 

また、体の割合に対して体脂肪が多く

水分量や血液量が少ない為、

血中アルコールが高濃度になりやすいんです。

 

こういった事が複合的に関連して、

女性は男性の半分の酒量で

肝硬変やアルコール中毒などの

疾患にかかってしまうんですって!!

 

妊娠・出産という強制禁酒は、

お酒に慣れてしまった体をリセットし

本来のアルコール分解能力に見合った

酒量に戻してくれる効果があります。

 

そしてそれが、

「お酒が飲めなくなるなった」

と感じる要因なのでしょう。

卵胞ホルモンはアルコール代謝機能を低下させる

また、妊娠・出産時に多く分泌される、

卵胞ホルモン(エストロゲン)

肝臓アルコール代謝機能を低下させる

事もわかっており、

妊娠した途端お酒が飲めなくなったと感じるのは

そういった働きが原因だと思われます。

 

また、排卵期生理前にも卵胞ホルモン

多く分泌されているので、

生理前の悪酔いなどの原因も、

同じように卵胞ホルモンが原因だと思われます。

 

この卵胞ホルモン年齢が上がるごとに

減ってゆくため、

閉経後にお酒を飲めるようになった

という女性もいらっしゃるようです。

 

なので現在、

「生理前にお酒が弱くなる」

といった症状を感じている女性は、

卵胞ホルモンが順調に分泌されている

という証でもあります。

また、生理前黄体ホルモンの働きで、

腹痛や吐き気や頭痛炎症などが起きやすく、

体調が崩れやすい時期でもあります。

 

「お酒があんまりおいしくない」というのは

体がアルコールを飲みたくないというサインです。

 

お酒は生理前だけでもちょっぴりお休み!

 

人生は長いですから、

 

お酒が美味しいと思える日に

 

美味しく飲みましょう♪