乳房は生殖器のひとつなんです
生理前になると胸が張った感じがする。
乳首がいつもよりも敏感になって、
下着に擦れるだけで痛い。。。
こういった症状はPMS(月経前症候群)の、
代表的な症状です。
妊娠出産をする前は、
「おっぱいって生殖器である」
ていう論理に首をかしげていたものです。
おっぱいなんて飾りで、
女の体をわかっていない男どもの幻想
くらいにしか思っていなかったんです。
でも、妊娠・出産を経てそれを理解しました。
おっぱいを刺激すると、
子宮って収縮するんですね!
赤ちゃんがお腹にいるときって、
子宮が収縮するのがよくわかるんです。
子宮の筋肉がカッチカチに収縮して、
卵の殻みたいになることもあります。
(陣痛時以外は早産の可能性があるので、
そういった症状が見られたら、
すぐかかりつけ医にご相談くださいね!)
逆に子宮や卵巣から出るホルモンによって、
瞬時におっぱいが反応して張り、
じわじわ~っと勝手に母乳が出る。
卵巣や子宮などの腹部の生殖器と
乳房って密接に関係しているんですね。
生理前のPMS(月経前症候群)の時期には
妊娠をつかさどる黄体ホルモンという
女性ホルモンが分泌されます。
この黄体ホルモンは、
女性の体を妊娠しやすくしたり、
もし妊娠した場合に妊娠を継続させる
働きがあります。
つまり排卵~生理開始までは、
妊娠の準備の時期でもあります。
卵巣の中の成熟した卵子の周りの、
「黄体」と呼ばれる白身のような部分から、
黄体ホルモンが分泌され、
体が受精卵を受け入れる準備を始めます。
それに伴って、乳房も準備を始める訳です。
妊娠すると乳管組織が増殖し、
乳房が大きく張ります。
そして、乳首も赤ちゃんが吸いやすいように、
皮膚も薄く柔らかくのびるような感じになります。
その為に、乳首が敏感になって下着とこすれて
痛いという感じる人がいます。
私の妊娠前の乳首って、
消しゴムみたいな質感だなぁ
って自分で思っていたのですが(^^;)
妊娠・出産・授乳を経て、
おもちみたいにペタッとした質感で、
良く伸びる感じに変化しました。
まあ、赤ちゃんがほぼ24時間いつでも吸うので、
硬い消しゴムみたいだったら、すぐ切れたり
しちゃいますよね。。。
生理前の乳房や乳首の痛みは妊娠の準備
生理前のPMS(月経前症候群)で乳房が痛い、
という方は、妊娠中と同じ原理でそういった
症状が発生していると考えられます。
胸が張るからと言って押さえつけて圧迫すると、
かえって鬱滞して悪化する可能性があります。
妊娠用のノンワイヤーのソフトブラジャー
を試してみるのも良いかもしれません!
ふだんでも休日や寝るときだけでも使用すると、
快適に使えますよ~
また乳首が敏感になってつらいという方も、
シリコン製の乳頭保護器や保湿クリームを
使用してみるのも良いかもしれません。
「オリーブ油+ラップ」
というのもコストがかからなくて経済的ですが、
カブレや皮膚の酸欠には注意しましょう!
異常に胸が張って痛いという場合は、
女性ホルモンが乱れている可能性があります。
PMS(月経前症候群)の原因とも考えられている、
女性ホルモンの乱れを改善する方法を試してみる
のも良いかもしれません。
それでも改善が見られないという場合は、
何らかの疾患の可能性もありますので、
一度専門機関にご相談されることを
おすすめします。