生理前のめまいや吐き気、頭痛や嘔吐

「めまい」

ってほんとうに目がまわるんですよね。

 

世界がぐらんぐらん揺れているかんじ。。

 

「地震?!」

あわてて壁につかまったら

自分がゆれていたり。。。

 

なるべく意識しないように、

まっすぐ歩いているつもりでも、

何だか足元がフワフワして気持わるい。

 

そのうち、座っていてもグラグラ

横になって寝てみてもグルグル…

止まらなくなって

 

車に乗ってくねくね道で

振り回されているような、
気持ち悪さに襲われる。

 

その気持ち悪さががだんだん悪化して

MAXになると…

嘔吐してしまう事も。。。

私がこういった症状を初めて体験したのは、

生理前ではなく妊娠中でした。

 

つわりがひどくほぼ絶食状態で、

仕事以外をほぼ自宅で寝て過ごしていた時です。

 

初めは、栄養失調めまいがするんだろうと、

思っていたのですが、どうもそういった感じではない。

頭の中のどこかが壊れてしまったような、

異常な感じでした。

それでも、我慢していたら、

片方の耳が全くと言っていいほど

聞こえなくなってしまいました。

 

病院にかかっても耳などに異常はなく

妊婦だから薬も処方できないので、

経過観察してくださいと言われました。

 

開き直って、そのまま放置していたら、

つわりもじょじょに治まり、

そういっためまいや耳の聞こえの悪さなども

少しずつ改善しました。

 

その時に、そういった症状はもう二度と

体験したくないと思いました。

 

けれど、原因も改善した理由も明確には

分からなかったので防ぎようがありません。

 

そして、その後、生理前のPMS(月経前症候群)

の時期にめまいが出るようになってきてしまいました。

つわりの時に比べるとかなり軽度なのですが、

症状の感じはかなり似ています。

 

フラフラというか、フワフワと言うか、

何だか不快なつかみどころのない感覚です。

 

気になって調べてみると、

生理前めまい吐き気などを感じる女性が

多くいるという事を知りました。

 

また、生理前のこういっためまいや吐き気は、

PMS(月経前症候群)の症状のひとつなんだそうです。

生理前のめまいや吐き気はPMS(月経前症候群)の症状

生理前になると、めまいや吐き気などの症状が出る原因は、

まだはっきりとは解明されていません。

 

ただその原因として考えられているのが、

生理前に分泌される黄体ホルモンの働きによって、

水分代謝悪くなるという事です。

 

この黄体ホルモンは、妊娠をつかさどるホルモンでもあり、

妊娠中同じような症状があったというのは、

こういった事に関連していると考えられます。

 

 

水分代謝が悪くなるというのを簡単に言ってしまうと、

体の中に水がたまりやすくなってしまうという事です。

 

 

体の中に水がたまっている状態というのは、

細胞ひとつひとつが水分でパンパンになっている状態です。

一般的に「むくみ」とよばれていますよね?

 

むくむのは目に見える部分だけでなく、

体のあらゆる場所がむくんでいる可能性があります。

 

めまいやめまいからくる吐き気という症状は、

体の平均感覚を保つ役割をもつ内耳にある器官の細胞が

むくんでしまい、うまく体の均衝を保てなくなるという事が

原因ではないかと考えられています。

そして、水分代謝が悪くなると、血中の成分も薄められて、

貧血などが起こりやすくなります。

また、貧血と混同されやすい起立性貧血(脳貧血)なども

起こってきます。

 

一般的な貧血は、血中の

赤血球数・ヘモグロビン量・ヘマトクリット値の

減少(血液が薄い)が原因で起こります。

 

しかし起立性貧血というのは、

血液の成分濃度は正常な場合でも、

立ったままの状態で血圧が下がりすぎて、

脳に血液が届かずめまいなどの症状が出る

といった疾患です。

 

脳に血液を押し上げるには、量が多ければその分、

寝てるときよりも高い血圧が必要になるのですが、

血液中の水分の増加や低血圧、自律神経の乱れ、

足の筋力不足などから、

血圧が足りず脳まで血液を届けられなくなって

しまいます。

 

こういった理由から、

生理前のPMS(月経前症候群)の時期は、

めまいや吐き気などの症状が表れてしまうと

考えられています。

 

では、こういった生理前のめまいや吐き気などを

改善するにはどうしたらよいでしょうか?

生理前のめまいや吐き気の改善方法とは?

 

①塩分の取りすぎに注意しましょう。

 

 浸透圧の関係で、血中の塩分濃度が高いと、

 それを薄めるために水分が溜りやすくなってしまいます。

 いつもよりも、薄味を心がけましょう。

 

②カリウムの多く含まれる食品を摂取しましょう

 カリウムは野菜や海藻類などに多く含まれ、

 水分を体外に配する利尿効果があります。

 

③こまめな水分補給を

 むくんでいる時って水分補給をしてはいけないと

 思われがちですが、水分を制限してしまうと

 逆に水分を貯蓄しようとしたり、

 体に老廃物が溜りやすくなってしまったりします。

 2Lをがぶ飲みとかは腎臓を疲労させてしまいますが、

 適度に水分摂取をしてゆきましょう。

 

④有酸素運動をしましょう

 血液の巡りを良くして、老廃物や水分などを

 汗で排出してくれます。

 「生理前は運動しても汗かかないし…」

 という女性も、実は目に見えない水蒸気の

 状態の汗を出しているんです。

 また筋肉量を上げることで、脳貧血などの症状を

 和らげる効果があるとされています。

⑤体を温めましょう 

 体が冷えると血流が悪くなり、

 水分が体に貯まりやすくなってしまいます。

 インナーに発熱素材のものを選んだり、

 体を温める効果のある飲み物を選択するなど、

 対策をしてみましょう。

 

 体を温めるのに一番のおすすめは、

 酒粕で作った甘酒です!

 

 「飲む点滴」「夏バテ予防の良薬」など

 言われるように、栄養満点なんです!

 

 アルコール分を飛ばせば、お子様と一緒に楽しめます。

 大人用にはしょうがをプラスするとさらに温め効果が増します。

 甘みを抑えたい場合は、お塩を隠し味に加えると、

 少しの糖分でグッと味が引き立ちますよ!!

こういった改善方法は、

ちょっとしたことですが、

少しずつ生活の中で少し気を付けてみませんか?

 

すぐにではありませんが、

意外と改善効果があるんですよ!

 

またどうしても、

今すぐ改善したいという場合は、

女性ホルモンの乱れを改善する

サプリメントなどを取り入れてみるのも

ひとつの方法です。

 

あなたに合った、PMSの改善方法が

見つかるといいですね!