2度目の漢方との出会い

生理前のPMSに効く漢方薬を

病院で処方してもらうには?①の続きです。

 

本物の漢方医に診断してもらう事の

重要さに気づいた、

2度目の漢方体験について書いてゆきます。

 

そんなこんなで、

ちょっと漢方と遠ざかっていたのですが、

結婚をする前後で仕事や人間関係など、

さまざまなストレスが一度に襲い掛かり、

精神的・肉体的に病んでしまいました。

 

その時に救われた友人の言葉に、

「まともな精神を持つ人間なら、

 こんな社会で生きてれば

 おかしくなってあたりまえ。」

っていうのがあります。

 

社会に適応しきれない自分がおかしいって

悩み苦しんでいた時期でしたので、

本当に救われました。

 

そして、その言葉に背中を押してもらって、

もう一度健康な自分を取り戻す決心をしました。

 

西洋医学と東洋医学の考え方

初めは普通の病院(西洋医学)を受診しました。

 

けれど、なんだかあんまり手ごたえを感じず、

処方される薬の種類だけが多くなりました。

 

そこで感じたのは、

「西洋医学は症状の数だけ薬を出す。」

という事です。

たとえば頭痛があれば鎮痛剤、

便秘があれば便秘薬、

めまいがすると言えば抗めまい薬、

眠れないと言えば睡眠導入剤、

眠りが浅いと言えば深く眠れる睡眠薬、

不安があると言えば抗不安薬、

イライラ、感情のコントロールができない、

落ち込むなどの症状には向精神薬。

 

 

お医者さん薬剤師さんも、

ひとつひとつ丁寧に説明してくれました。

向精神薬副作用胃痛にも、

さらに胃薬が処方されました。

 

でも、なんだか体調はすっきりとはしません。

 

便秘は解消され逆に下痢になりました、

常に眠かったり、集中力が続かなくて

きちんと思考することができません。

 

確かに不安になるほど考え込んだりする事は

できなくなりました。

 

でも、それを望んでいたのではなく、

きちんと思考でき、気持ちの不安も

取り除かれていることを望んでいました。

 

何だか馬鹿馬鹿しくなって、

通院薬の服用も止めてしまいました。

(安全の為、本来ならば断薬減薬

 医師の指導が必須です)

 

もう、自分の人生なんてどうでもいいと

さえ考えていました。

 

そんな私を見かねて、父が都心の漢方

お医者さんを探して来てくれました。

 

父も近所の皮膚科の漢方医のミラクルを

体験していたので、

それを思い出したのかもしれません。

 

今考えれば、近所の皮膚科医を受診していれば

良かったと思うのですが、

当時は「都心」の方がより良い医療を受けられると

考えていました。

 

 

そして都心の漢方医を受診しました。

 

漢方に精通する漢方医

その医師の専門は内科であり、

漢方であり、人間を総合的に診療すると

自称されていました。

 

結論から言えば、人間を総合的に診療しようと

努力はされているようでしたが、

残念ながら近所の皮膚科のようなミラクル

起してくれませんでした。

 

医師自身も顔色が悪く、

健康そうでありませんでした。

 

でも人柄は良い方で、

患者に向き合って一生懸命、

治療をしてくださいました。

 

何度も生薬を微調整して煎じ薬

処方して下さり、

親身になって問診して下さりました。

 

この方は、漢方薬を扱う医院の中では、

知られた存在であり、

経験も豊富な方だと思われます。

 

でも、近所の皮膚科医のように、

病の本質をズバリ見抜くという力を

持ち合わせていませんでした。

それは何故かということは、

それこそ漢方に精通した人間にしか

知りえない事なのではないでしょうか?

 

漢方というのは、西洋医学のように

科学的論理に基き治療を行う

というのではありません。

 

明確にできない曖昧で微妙な差異を

五感を研ぎ澄まして捉え、

過去の膨大なデータに照らして

治療を行ってゆきます。

 

つまり、西洋医学はマニュアルに沿った

フランチャイズ店のような側面があり、

東洋医学はマニュアルのない個人商店の

ようなものです。

 

フランチャイズ店は誰でも経営できるノウハウがあり、

店主となる医師の技量は底上げされます。

 

逆に個人商店は店主となる医師の技量がすべて、

成功すれば大きく儲かりますが、

失敗する方が断然多いんです。

 

漢方医の育成される環境も

今の日本では整っておらず、

漢方医の絶対数が少ない中で

そういった事も漢方の難しい点なんです。

 

でも、一度漢方のミラクル

体験した者としては、

漢方に精通した漢方医が増える

ことを心から願っています。

 

そして、数は少ないけれども、

漢方に精通した漢方医

現在も存在しています。

 

 

その漢方医に出会う事が、

PMS(月経前症候群)

改善への近道です。

 

なぜならば…

月経不順やPMS(月経前症候群)などの、

内分泌異常(ホルモン異常)による疾患は、

漢方の得意分野なんです。

 

ではどういう風にすればそういった

漢方医に出会えるのでしょうか?

 

これはもう、

 

アンテナを張って

②生の口コミを収集し、

③実際に受診してみる

 

という方法しかありません。

 

ネットの口コミをあてにしていってみたら、

 

見当はずれだった…

相性が悪かった…

 

という事は多いんです。

 

私も今後、漢方に精通した漢方医

もし出会えたならば、

みなさんにお知らせしますね!!