生理前の過度な眠気はPMS(月経前症候群)の症状??

生理前の時期は朝がつらい。

 

なんとか起きても一日中だるい。

 

電車で居眠りして乗り過ごしそうになる。

 

授業中や仕事中でもウトウト・・・

 

 

生理前や生理中は眠くて眠くて眠くて

いつも通りの生活ができなくなる!!

 

 

 

 

こういった生理前の過度な眠気は

PMS(月経前症候群)という

婦人科疾患の症状かもしれません。。

 

というのも…

生理前のPMS(月経前症候群)の時期は

排卵から生理前までに多く分泌される

黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で

眠気に襲われやすくなってしまうんです。

 

黄体ホルモン(プロゲステロン)

体内で分解されるとアロプレグナノロン

という物質が作られるのですが…

 

このアロプレグナノロンには

 

・体温を上昇させる働き

・眠気を誘発する働き

 

があります。

 

体温が上昇すると、

夜間の睡眠の質が低下します。

 

そして、

アロプレグナノロンにはGABA受容体

作用して神経の興奮を鎮静させる作用が

あり、これによって眠気が誘発されます。

 

このアロプレグナノロンの催眠作用は、

現在一番普及している睡眠薬の成分である

ベンゾジアゼピン系の有効成分と同等の

作用があると認められているそうです。

 

 

これにより…

 

・夜間の睡眠の質が低下

・体温を上げるために通常より

 体力を消費し疲れやすい

・眠気やだるさを感じやすくなる

などが起こってきます。

 

このため、

夜間は体温上昇でよく眠れていないのに、

昼間にはアロプレグナノロンの作用で

眠気を感じやすくなるという状態に

おちいります。

 

なんで生理前にこんな厄介な症状が

現れるのって疑問になりますよね??

 

 

実はこの黄体ホルモンは

妊娠を司るホルモンであり、

女性の体を妊娠しやすく

また妊娠した場合いは妊娠を継続

させる働きがあります。

 

だるさを感じやすくなることで活動を

抑制して、妊娠のための栄養を蓄え

やすくする。

 

安静にすることで物理的に受精卵が

子宮内膜に着床しやすくなる。

などの利点があります。

 

 

この黄体ホルモンは、

妊娠可能な排卵の時期から

じょじょに分泌量が増え、

妊娠しなかった場合は

生理開始とともに減少し、

妊娠した場合は出産まで

分泌量が増え続けます。

 

ですので、

生理前に強い眠気を感じる女性は

妊娠した際にさらに強い眠気に襲われる

可能性が高くなってしまいます。

 

ですので妊娠前に、こういった症状を

緩和することをお勧めします。

 

でも

「妊娠なんて考えていない…」

 

という女性にとっても、

本当に厄介な症状ですよね??

 

また生理前の強すぎる眠気によって

日常生活に支障が出てしまうという

症状は、「月経関連過眠症」

という疾病に分類されることもあります。

 

こういった生理前の睡眠に関する

困った症状を改善するには

どうしたら良いでしょうか??

 

 

PMS(月経前症候群)の時期の過度の眠気を改善するには

この黄体ホルモンの働きによる

過度の眠気を改善するには

どうしたらよいでしょうか?

 

これらの原因となっているのは、

生理前に分泌される黄体ホルモン

過剰と考えられています。

 

この黄体ホルモンの過剰を改善する

ことで、こういった生理前の

過度な眠気を改善することが

できると考えられています。

 

この黄体ホルモンの分泌の乱れを

改善する成分として

今いちばん注目されているのが

「チェストベリー」という生薬です。

 

この「チェストベリー」

古来よりヨーロッパで婦人科疾患の

改善薬として使用されており、

ドイツの厚生労働省に当たる機関でも

PMS(月経前症候群)に対する有効性と

安全性を認められている成分です。

 

ですので、生理前や生理中の

黄体ホルモンの過剰による

過度の眠気を感じる方は、

このチェストベリ―」という生薬を

お試しください。