PMS(月経前症候群)と自傷行為の関連性
落ち込むと自傷行為
リストカットをしてしまう…
止めたいと思っているのに、
自分ではどうやっても
コントロールできない。
こんな私に存在価値なんてない。
死にたいわけじゃない、
はじめから存在しなかったように
消えてしまいたい。。
そんな風に感じることって
ありませんか?
実は私も、中学生の頃に
リストカットや自傷行為が
癖になっていた時期があります。
それはどうして??
と聞かれても簡単に
答えられることではありません。
たぶん色々なことが積み重なって
自分だけでは、抱えきれなくなって
いたんだと思います。
そして、その時の周囲の
反応は冷ややかなものがありました。
みんなの注目を集めたいだけ、
自己中・自己満足・自分大好き人間
ナルシスト、気持ちが悪い…
外側から見たらそう感じるのは、
当たり前かもしれません。
でも、外側から見るのと、
内側から見るのでは、
世界はかなり違うものでしょう。
人は誰しも他人に誤解をされて
認識されています。
それが良い認識なのか
悪い認識なのかという
違いしかないんです。
今の私が感じることは、
一番重要なのは
他人にどのように認識されるか
という事ではなく、
自分がどのように考えるかという事です。
でも、当時の私はどうしても、
そんな風に考えられませんでした。
心の中に吹きすさぶ嵐を
鎮める儀式のように、
自分を傷つけることで
自分が存在していることを
再認識しました。
そして、肉体的な痛みを
感じることで安心を感じました。
そして、今振り返ってみれば、
これらの自傷行為もPMS(月経前症候群)
のひとつの症状であったのではないか
と感じるようになりました。
というのも、この生理前の
PMS(月経前症候群)の時期に、
今も時々同じような気持ちになるからです。
現在、自傷行為にまで及ばないのは、
自分なりの逃げ道を作ることができた為
だからに他ならないのかもしれません。
そして、
このリストカットなどの自傷行為は、
男性よりも圧倒的に女性に多く、
PMS(月経前症候群)との関連も
研究されています。
そして、日常生活にも支障が出るような、
精神的症状が強いPMS(月経前症候群)を
PMDD(月経前不快気分障害)と言います。
「ふかいきぶん」なんてのどかな響きで
誤解されてしまうのですが、
PMDDは家庭内不和・一家離散・
離婚・自傷行為・自殺などの
大きな要因になる疾患と考えられています。
生理前の期間と言うと、
生理前5日程度を想像される方が
多いようなのですが、
PMS(月経前症候群)としては
排卵日~生理開始日までを
生理前という期間とします。
つまり、生理前2週間以上は
PMS(月経前症候群)の時期なんです。
中学生の頃は、自分の気持ちの波が
そういった生理周期に関連していると
気づいていませんでしたが、
その自傷行為とPMS(月経前症候群)の
関連はたぶん間違いないものだと感じます。
生理前の自傷行為の対処法
死ぬつもりはなかった…
リストカットや自傷行為は、
希死念慮がなくても、
一歩間違えば命に関わります。
でも死んでしまえば、
もう絶対に幸せになること
なんてできません。
死=無です。
それにどうせ人間はいつか
死んでしまうんです。
今、死んでしまうぐらいだったら、
死ぬ気で生きるのはどうでしょうか?
今生きている環境や場所が
つらいなら、逃げ出しましょう!
学校も仕事も辞めたって、
やり直しがきくんです!!
家族や親せきなんて、
一番身近な他人です。
自分が幸福な人生を
歩いてゆけば、
また新しく家族を作ること
だってできます!
でも、自分からは逃げることは
できませんよね??
PMDDは環境だけではなく、
自分自身の生まれつきの性格や
脳の働きが関係していると言われています。
自分自身のPMSやPMDDという
疾患を改善しない限り、
どこまで逃げても幸福になれなかった
なんて事にもなりかねません。
生理前のPMSや PMDDの改善方法
生理前のPMDD(生理前不快気分)と
自傷行為やリストカットの関連性を
感じたら、やはり専門機関である
精神科や心療内科・婦人科等の受診を
おすすめします。
というのは、やはり自傷行為や
希死念慮など強い精神症状は、
命に係わることがあるからです。
そしてそれに対して、
SSRI(セロトニン再吸収阻害薬)などの
向精神薬や低用量ピルなど、
PMSやPMDDの症状の改善に
効果が認められた薬が、
早急に処方される為です。
けれど、こういった薬で、
PMSやPMDDが改善した
という女性もいれば、
逆に私のように改善しなかった
という女性もいます。
けれど、専門の医師の
管理下の元にいるという事は、
本人にとっても安心材料になります。
そしてその安心感から、
症状が軽減するという女性も
いらっしゃいます。
そして、私がPMSやPMDDの症状が
一番改善したと感じたのは、
サプリメントでした。
サプリメント?気休めでしょ??
って思われる方も多い
かもしれませんが、
実際に低用量ピルや向精神薬
漢方薬など、いろいろ試した結果、
一番効果が感じられ、強い副作用も無く、
体に負担を感じず、ずっと続けられました。
体に強い負担があったり、
値段が高かったり、
病院に定期的に通わなければ
ならなかったりということは、
改善するまで時間のかかるPMSの
治療ではかなり負担になります。
サプリメントを続けながら、
PMSやPMDDと気長に付き合って
いるうちに私は改善できました。
ご自身のPMDDを知って、
一緒に改善してゆきましょう♪