PMS(月経前症候群)・PMDD(月経前不快気分障害)と軽く考えないでください
生理前になるとイライラする。
体もだるいしやる気が出ない。
感情のコントロールが上手くいかなくて、
気分が落ち込む、涙が出やすくなる。
大好きな人に八つ当たりをしてしまって、
生理前はいつもケンカになってしまう。
こういった症状に悩む女性って、
多いですよね?
こういった生理前のつらい症状を
PMS(月経前症候群)といいます。
そしてその中でも、
精神症状の強いものを
PMDD(月経前不快気分障害)
と言います。
でも、
女性ならば誰でもこういった症状
を経験するし、女性なら普通じゃない!?
って考えている女性も
いらっしゃるかもしれませんが…
PMS(月経前症候群)は
日本産科婦人科学会でも
認められている、
婦人科疾患=病気
なんです!!
そして、同時にPMS(月経前症候群)
は積極的に治療すべき疾患である
としています。
たとえば、盲腸って病気は
子供でも知っていますが、
そこまで罹る人は多くありません。
盲腸は、生涯罹患率が男性8.6%女性6.8%
なのにもかかわらず、
疾患の認識率はほぼ100%です。
けれど、PMSは女性の約80%が
生涯の中で経験する疾患であると
されているにもかかわらず、
PMSが病気であるという事自体を
知らない女性も多いんです。
PMSの認識率は全女性の約50%と
されていますので、30%の女性は
自分がPMSなのにPMSであることを
知らないという事になります。
その為、積極的に治療のために婦人科を
受診する女性も少なく、PMSでの受診率
が少ないとPMSの改善に関する治療や研究
もされません。
PMS(月経前症候群)は、
今現在、原因も治療法も
はっきりとは解明されていない
疾患です。
女性のPMS(月経前症候群)に対する
意識を内側から変えて、
PMSの治療を積極的に行う事により
PMSの研究が進んで行くといいな~
と願っています。
PMS(月経前症候群)は年齢によって悪化します
そしてPMS(月経前症候群)の
厄介な点に、加齢とともに
悪化するという性質があります。
これは、PMS(月経前症候群)の原因の
一つであると考えられている、
女性ホルモンの分泌が加齢によって
減少したり不安定になるためである
と考えられます。
そしてこのPMS(月経前症候群)を
改善しないで放置しておくと、
40代・50代でそのまま更年期障害に
シフトしてゆきます。
PMS(月経前症候群)の症状が
重篤な女性は、更年期障害の症状も
重篤になりやすいということが
最近分かってきました。
ということは…
PMS(月経前症候群)を放置せず
早めに改善することで、
更年期障害まで予防することが
できるかもしれません!!
あなたのPMSを正しく知って、
正しく改善してゆきましょう♪
つらい生理前のPMSの期間は生涯通算で18年間も!!
PMS(月経前症候群)の期間って、
大体どのくらいだと思いますか??
生理前のPMS(月経前症候群)は、
排卵前後から生理開始までの
約14日間程度の期間
症状が表れるそうです。
これを、
生涯の月経がある年数である
40年弱の中でどのくらいの期間かと
考えてみると、約18年間もPMSの
症状に悩まされ続けると考えられます。
これに生理の出血のある期間を
合わせると、40年の中で27年間は
生理やPMS(月経前症候群)の期間
であると考えられます。
生理がある期間の半分以上の時間を、
つらい症状に悩まされて過ごしますか?
それとも、つらいPMSを改善して
のびのびと人生を楽しみますか??
それはあなた自身が選ぶ事ができます!
あなたの生理前のPMS(月経前症候群)を
正しく改善・治療してゆきましょう♪