いつもは...
ちょっと夜更かししても全然大丈夫!
ご飯食べる暇なくてもなんとか乗り切れる!!
けれど生理前になると...
体がだるい…疲れる。
体が冷える、寒気がする。。
生理前によく風邪を引く。。
という経験ありませんか?
じつは、女性の体の中では生理前に様々な
変化が起こっているんです。
女性は生理前に熱が上がる
実際に基礎体温を測ってみていただけると
分かるのですが…
女性は排卵直後から生理直前までにかけて、
平均0.3~0.5℃程体温が高くなっています。
これは異常なことではなく、
生理前の時期に多く分泌される黄体ホルモンと
呼ばれる女性ホルモンの働きによるものです。
女性の体は体内で排卵が起こると、
妊娠の準備をはじめます。
その際に、女性の体は様々な変化が起こります。
黄体ホルモンは妊娠をつかさどるホルモンで、
女性の体を妊娠しやすく、また妊娠した際は
妊娠を継続しやすくする働きがあります。
黄体ホルモンが体内で分泌される時期は、
女性の体は妊娠を最優先事項として、
任務を遂行します。
その為、他の働きは後回しにされてしまう
という事も多々あります。
たとえば、子宮内膜に受精卵が着床しやすいように、
子宮や腸の動きを抑制する作用があります。
その為に、便通が滞りがちになり、
生理前に便秘になる女性が多く存在します。
そういった事に関連して、
生理前は免疫力が最も低下しやすい
時期と言われています。
生理前は免疫力が低下する
実は、受精卵というのは母体にとって、
異質な遺伝子を持った異物であり、
正常な免疫状態であれば細菌のように
排除してしまうんです。
(半分は精子由来の遺伝子を持っている為)
しかし、そうなってしまっては妊娠が成立しないので、
黄体ホルモンの働きで免疫レベルを少し落として出産まで、
体内で共生できるようにします。
そういった状況では、
細菌やウィルスが体内に入っても、
排除できないこともあります。
妊婦さんの新型インフルエンザが重症化
しやすいというのは、このためであると考えられます。
この黄体ホルモンは排卵~生理直前まで
分泌され、妊娠が成立すると分泌され続け、
妊娠が成立しないと分泌されなくなります。
また黄体ホルモンは、
炎症を引き起こす作用があり、
炎症によって発熱する可能性が高くなります。
高熱が出たあとはにひどい倦怠感を感じますよね?
それは体がウィスルや細菌と戦う為に、
一気体温をあげた為なんです。
生理前の高温期で微熱が続く場合も、
いつもよりも多く発熱する為、
疲労感やだるさを感じやすくなります。
こういった生理前の反応は、
女性が妊娠をするために必要な不可欠なことであり、
ある程度は仕方のないことなんです。
でも、あなたは毎月生理前になると
体調を崩してしまいますか?
それはあなたが「がんばっている」から
かもしれません。
いつもはちょっと無理しても、
大丈夫なのに生理前になると
体調を崩してしまう。
それは普段がんばりすぎているのかもしれません。
いつもちょっとだけ無理をして
がんばっているあなた。
努力し続けることができる
というのはとっても素晴らしいです!
でも、生理の前や生理中の間だけちょっと
一呼吸お休みしてみませんか??
生理前に無理しても、
良い結果はなかなか出ません!
逆に体調を崩して、大幅に後れを取ってしまう
なんて事にもなりかねません。
生理が終わった後には、
体調万全、なんでもできちゃうキラキラ期!
が待っていますよ!!
その時にパワー全開で努力すれば、
がんばりやさんのあなたなら
すぐ取り戻せます!!
またがんばりすぎて、ストレスを抱えていると、
自律神経や女性ホルモンの乱れが引き起こされ、
生理前に免疫力がさらに低下してしまいます。
自律神経の乱れやストレスを取り除き、
早寝早起快食快眠快便が重要です!
初めからすべて改善することは難しいので、
できることから少しずつ改善してゆきましょう!
また女性ホルモンの乱れを改善する、
サプリメントやビタミン剤なども
気軽に試せる時代です。
上手に活用しながら、生理前のPMS(月経前症候群)の
不快な症状を改善してゆきましょう♪