生理前ってみんな太るっていうけど、本当に太るの?
答えは
「YES!」
残念ですが…
生理前は「むくむ」っていう言い方をする人もいますが、
あえてはっきり言いますね!
生理前は非常に太りやすくなります!!
でも、これってじつは女性にとって重要な体の働きなんです。
なぜ女性が生理前に太るのかと言えば、それはズバリ!
栄養を蓄えて妊娠しやすくし、万が一妊娠した場合に
胎児や母体に栄養の不足が起こらないように
準備するからなんです。
人間の女性は、自身の体内で命をはぐくむので、
妊娠した際に栄養がたっぷりあるという事は、
とっても大切な事なんです!
現代のように食べ物が溢れているという時代は、
人間の歴史の中で富裕層を除いては皆無でした。
ですので人間は、いつでも飢餓状態に備えて、
蓄える能力が発達してきました。
逆に栄養過多による防衛能力を習得してこなかったので、
肥満や糖尿病や高脂血症などの生活習慣病で
命を落とす人が、現代ではたくさんいます。
しかし、本来人間は野生生活の中で、常に飢餓状態に
さらされながらも、妊娠・出産・授乳・子育てを行ってきました。
羊水を含めると7㎏前後にもなる胎児を体内ではぐくみ、
命がけの出産を経て、自分の血液から作られる母乳のみで
子供を半年~1年育てるんです。
これには大変な体力や栄養が必要となります。
その為、栄養が摂取でき妊娠の可能性がある状態になると、
女性の体は必死で栄養を体内に蓄積します。
生理前に太る原因は黄体ホルモン??
具体的にそういった働きをするのが女性ホルモンの一種である、
「黄体ホルモン」と呼ばれるもので、妊娠が可能となる排卵後に
体内に多く分泌されます。
黄体ホルモンの具体的な働きには色々な働きがあります。
☆血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを鈍くし、
血糖値を不安定にしやすくする。
・甘いものや油っぽいものが食べたくなる。
・いつもと味覚が変わり、普段食べないものを食べたくなる。
・空腹を感じやすくなる。
・イライラ、めまい、低血糖、脳貧血が起こりやすくなる。
☆栄養を体内に貯めやすくする
・栄養が吸収普段よりよくなる。
・子宮や腸の動きが抑制され便秘になりやすい。
・体がだるく感じやすく、活動量や運動量が減り、代謝が落ちる。
☆水分を体内に貯めやすくする
・水分の代謝が落ち、むくみやすくなる。
つまり…
①空腹感+②イライラ・ストレス+③栄養吸収が良くなる+
④便秘+⑤代謝が落ちる+⑥むくみ
という6つの要因から、生理前は太りやすくなってしまうんです。
というか太らないほうがおかしいですよね??
じゃあ生理前に太るのって避けられないの?
ってあきらめちゃう女性も多いかと思いますが、
実はこの生理前の太るという症状もPMS(月経前症候群)の
症状の一種なんです。
ですから、PMS(月経前症候群)が緩和されるように改善してゆけば、
生理前に太ってしまうという症状も緩和できると考えられます!
PMSを具体的に改善するには?
ではPMSを改善するには、具体的にどうしたらよいでしょうか?
PMSの原因や症状は人によって違います。
その人の体質に本当に合った改善法を探してゆくしか、
実は方法がありません。
でも、きちんと改善を目指して努力すれば
必ずPMS(月経前症候群)は改善します!
あなただけの改善方法を探してみましょう!!
まずは自分の生理周期をよく知り、
PMSの症状がいつどんなふうに表れるのか、
どういったことをすると悪化したり改善するのかを
把握してゆきましょう。
PMSを改善するにはストレスや食生活の乱れからくる
女性ホルモンの乱れを正すことが重要です。
生活習慣を見直しながら、PMS(月経前症候群)
の改善効果のある治療薬やサプリなどを
試してみるものひとつの方法です!